ドルは調整、円は選挙見通しに軟調

昨晩の外国為替市場は、西国債入札の不調を背景としたユーロ買いを契機に、足許の
ドル売りポジションが調整される展開。円は衆院選で自民党が単独で過半数獲得との
見通しに売られ、再び82円半ばへ下落した。

欧州時間はドル売りからスタートするも、スペイン国債入札が不調に終わり南欧債務国
の利回りが急上昇。外為市場はユーロ売りに反応し、ユーロは1.3120台から1.30台後半
へ下落した。
米国時間に入り、発表されたADP雇用統計は予想比下振れ。しかしこれに対する市場の
反応は限定的となり、その後の米製造業受注/ISM製造業が堅調な内容となったことを受
けて米株式市場は上昇。ドルは徐々に強い含み、対ユーロで1.3050台、対円では82.20台
まで上値を拡大した。
NYK時間午後に入った、衆院選で自民党が単独過半数獲得の見通しとの報に円売りが強ま
ると、ドル円は82.40台まで上昇した。
尚、今朝方のRBNZは政策金利を2.5％で据え置き。スタンスはタカ派と解釈されNZDは
堅調推移している。


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