FOMCを前にリスクオン

昨日の海外市場は、独経済指標の大幅な上振れを契機にユーロ買いが先行。ユーロ買いは
やがてドル売りに変遷し、円売りフロー含めリスクオン気味の推移となった。

欧州時間は、独ZEW景況感指数が予想-11.5に対し6.9と大幅良化。ポジティブサプライ
ズで素直にユーロは買われ1.30台乗せ。債券市場でも同様の反応となり、ユーロ買い
やリスクオンマーケットを下支えする展開。

NYK時間に入り、発表された米経済指標は概ね予想通りの内容。ギリシャ債買い戻しの
枠組みや、それを受けてのギリシャ支援協議が大詰めを迎えたこともユーロを支える
格好となりユーロは1.3000を挟んでの水準を維持。ドル円もリスクオンの流れに
82.50台まで上値を拡大。リスクオンの流れを主導した米株は終盤の財政協議に関す
るヘッドラインに緩んだもののプラス圏でクローズ。FOMC前で特段の材料を欠く中、
ドル売り・円売りが進んだ形で一日の取引を終えた。


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