リスクオフ席巻　ユーロ主軸にドル買い・円買い

昨晩の外為市場は、キプロス救済問題関連ニュース等にリスクオフ。ユーロは東京時間の
1.3050台を高値に1.2830台へ、ドル円は期末絡みと見られる円買いフローも重石となり、
93.50台まで、ユーロ円は300pips超の下落となり120.08まで下値を拡大した。

欧州時間は、キプロスとトロイカの原則合意の余韻も薄く、ユーロは上値重く推移。欧州
株・米株先は底堅く、欧州債米債は若干弱め。

NY時間に入ると、ロシアによる預金金利課税に対する対抗措置の一部報道も見られ雰囲
気はリスクオフへ傾く。ユーログループ議長の「キプロスの再編計画はユーログループの
雛形とすべき」（同報道は後に否定）のヘッドラインも飛び出し一気ににリスクオフ。
ユーロは1.29前半へと滑り落ち、対円では122.60台へ。リスクオフのドル買いに支えら
れていた感のあるドル円は、この日もLDNフィキシングで期末絡みとみられる売りを浴びて
94円前半へ下落。リスクオフの流れは止まらず、足元下値を支えるユーロ1.2880をトライ、
同水準を下抜けしS/LがS/Lを呼ぶ展開に1.2830台へ。ドル円もユーロ円の売り等を支えき
れず93.50台へ、ビッグムーバーとなったユーロ円は120.08まで下値を拡大。
その後、調整的な値動きに反発し大規模なリスクオフとなった一日が終了。

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