リスクオフ再び、ドル円は乱高下

昨晩の外為市場は日中のリスクオンモードから一転、リスクオフへ。激しいユーロ売り、
円は急騰後再び売られる値幅の大きなラリーとなった。

欧州時間は、スマギ元ECB理事の発言を契機にECB利下げに対する思惑が台頭した他、ドイツ
格下げに関するルーモアも流れユーロが下落を開始。一方、日中に98円半ばまで買われてい
たドル円もリスクオフの流れに売りが先行し98円割れ。またBoE議事録は特段のサプライズ
が見られなかったものの、雇用市場の先行き不安に軟調。

NY時間に入り、バイトマン独連銀総裁からもECB利下げを示唆する発言が見られたことか
ら、ユーロは一段の下げを見せ1.30台半ばへ。リスクオフの流れに米株売り・米債買いの
動きも強まり、ドル円は97.20台まで下値を拡大。
NY時間午後に入ると、日経電子版の記事に26日金融政策決定会合で物価2％上昇に具体的な
道筋を明示との記事が見られ、円絡みの通貨はショートスクイーズ、ドル円は98円台を
回復してのクローズとなった。

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