昨晩の外為市場は、ドラギ会見等を契機にドル売り開始。対円では、直近安値98.80割れ
あたりからS/L主体の値動きとなり、LDNフィキシングのフローも相まって一時96円割れまで
下落。結果的に、本日の雇用統計を前に広範な通貨に対してのドルロングポジションを解消
する相場展開となった。
欧州時間は全般に小動き。日経平均が軟調となったことを受けて円は底堅く推移するも、
値幅は乏しい推移。BoE、ECBは市場予想通り政策金利の変更なしで、外為市場の動意は
引き続き限定的。
NY時間に入り、発表された週間新規失業保険申請件数は予想と大きく乖離せず、市場も
小動き。ドラギ総裁会見で、欧州経済見通しに対して強気のコメントが見られると、
ユーロが上昇を開始。この流れに全般にドル売りが強まると、ドル円は直近安値98.86を
割り込みS/Lを巻き込みながら98.30台まで下落。さらにLDNフィキシングで円買いのフロー
が入ると、さらにS/Lをあぶり出す展開となり、次第に市場はドルロングポジションの巻き
戻し一色に。ドル円は95.90台まで下落した後、97円台に戻してのクローズとなった。
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